最後まで眼を離せない『BROTHER』

邦画BROTHERは、2001年の冬に公開されたバイオレンス映画です。

監督と脚本、主演を北野武がつとめた海外でも、評価が高い作品になります。

日英共同制作であるため、イギリスのプロデューサーのジェレミー・トーマスと日本の芸能プロモーターである森昌行の二人が制作に携わっているのです。

日本の武闘派ヤクザである山本が、日本での居場所を失い弟のケンを頼って米国に行くことで始まります。

弟のケンは、ドラッグの売人をしていたことでトラブルに巻き込まれていたのです。

山本は逆に、トラブルを利用し仲間を作り白人のマフィアを血祭りにします。

日本からは舎弟の加藤もやってきて、日本流のやり方で傘下を広げていくのです。

勢力は拡大し、ついには山本の手には負えないほどになりイタリアンマフィアの怒りを買うのです。

今度は山本たちの仲間が次々と襲われ、何もかも失ってしまいます。

己の運命について覚った山本は、最後に酒場に立ち寄った後でマフィアに殺されてしまうのです。

店の前に、三台の車が停車します。

車から現れたのは、イタリアンマフィア達です。

この時酒場の店主に、おそらくはこれから被害にあうであろうドアの修理代を渡しています。

店を出た途端に、マシンガンによる一斉に打たれた弾丸が容赦なく体を突き抜けていくのです。

ヤクザとしての矜持を最後まで貫いた姿は、一切の逃げ跡はなかったのです。

日本ではつかめなかった栄光と権力を手にすることができたのに、最後は何もかも失ってしまう山本です。

それでも最後までヤクザとしての誇りを失わずに、潔く死を迎えるというエンディングになります。

現代日本映画の巨匠

フランスで賞を取るほど人気の北野武は、ヤクザ映画がやはり一番かっこいいと思います。ブラザーの「ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロウ」は...  続きはこちら ⇒