北野武監督作品『アウトレイジ』

「アウトレイジ」は、北野武が自身15本目となる監督を務めた作品で、2010年に公開されました。

監督自身も映画に出演しており、キャッチコピーは、「全員悪人」「下克上、生き残りゲーム」というものでした。

暴力シーンなどの描写が多く含まれるため、R15指定を受けて上映された作品です。内容は、ヤクザの抗争を描いたハードで過激なものです。

関東を支配する巨大な暴力団「山王会」の会長、加藤が、傘下にある池本組の組長、池本に苦言を呈するところから物語は始まります。

加藤は、池本にヤクザ村瀬組の組長と杯を交わし、村瀬組を締め上げるよう命令したのですが、その役目を自分の傘下にある大友組の組長、大友に押し付けます。

しかし、そこから二転三転し、ヤクザの熾烈な下克上争いが幕をあげ、ヤクザたち抗争が始まる、というあらすじです。

第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に邦画として出品されましたが、上映会では、ブーイングや退席者が出たほど、暴力描写が過激であると評価を受けました。

しかし、その裏で、その細かくリアリティ溢れる描写が面白いと高い評価を受けた作品でもあります。

キャッチコピーの通り、登場人物が全員、暴力団やヤクザで、本当に全員悪人です。

また、続編として2012年には「アウトレイジビヨンド」という作品も作られており、引き続き監督自ら出演を努めています。

1作目よりパワーアップしたバイオレンス描写が話題となり、高い評価を得ました。