すごく贅沢なキャスティングのテンターティメント映画

邦画「龍三と七人の子分たち」は文句なしに楽しめる北野武のエンターティメント性が存分に発揮された痛快娯楽作品です。

感心しまくると共にこのキャスティングを考えた北野武監督のひらめきに盛大なる拍手を贈りたいと思います。

親分の龍三を演じた藤竜也を皮切りに近藤正臣に中尾彬、小野寺昭と言う往年の主役級俳優が四人も揃ってるんです。

演技力抜群な俳優揃いな点も邦画の新たなるヤクザ映画のカテゴリーに老人ヤクザと言う項目が加わりそうな位の傑作だと思います。

昼間っから極道な事をして時間を潰している龍三親分と若頭、この二人の掛け合い漫才のようなやり取りに見ているこちらも、ついにニヤリとさせられます。

暴力映画やヤクザを描いた映画は沢山ありますが、北野武監督の描くヤクザのロクでもなさやセコさに、なんとも言えない哀愁と人間臭さを感じるのです。

時代から置き去りにされた年老いた総勢八人の任侠者集団がそれでも自分の極道を貫こうとするあたり、おかしくて可愛らしくて仕方がないのです。

そうそう、この世代の年寄り達は純情で単純で真っ直ぐで不器用なんです。「龍三と七人の子分たち」はその点も他のヤクザ映画とは一線を画していると感じます。

そんな古いようで新しい懐かしい昭和ヤクザが、現代のこの風潮に必死に抵抗すればするほどおかしなことになっていく様子がハチャメチャで痛快娯楽エンターティメントなんです。

「龍三と七人の子分たち」おすすめ致します。

邦画界の名脇役・安田顕

安田顕のことは「TEAM NACS」の一員として盟友・大泉洋共々面白い存在の俳優が地方発信で出てきたな、と思ったのが最初です。彼ほど普段のバラエティ...  続きはこちら ⇒